【3月1日 AFP】ペルー警察は、元食品宅配業の男(26)が所持していた配達用バッグから600~800年前のミイラが見つかり、押収したと発表した。

 先月25日、南部プノ(Puno)の公園をパトロール中に押収した。ミイラは胎児のような姿勢で包帯を巻かれていた。

 男は、ミイラは30年ほど前に父親が持ち帰ったもので、販売目的ではなく友人に見せるために持ち歩いていたと供述している。

 男はミイラを「フアニータ」と呼んでおり、「心のガールフレンドのようなものだ」と地元メディアに語っている。また、「彼女と部屋で一緒に寝ている。私が面倒を見ている」と語る動画がソーシャルメディアに拡散した。

 文化省は、文化財保護のためにミイラを押収したとしている。同省の専門家は、ミイラはスペイン人による征服以前のもので、45歳以上の「男性」だと明言している。(c)AFP