【3月1日 AFP】先月6日に起きたマグニチュード(M)7.8の地震で甚大な被害を受けたシリア北部アレッポ(Aleppo)県。モハメド・アラ・ジャリールさんは毎日、100キロの距離を移動して猫や犬の捜索・救助活動を行っている。

 ジャリールさんは24日も、反体制派が支配するアレッポの、特に被害が大きかったジンディレス(Jandairis)に向かった。AFPの取材に対し「地震でけがをした猫も多い。飼い主は家族で避難したり、亡くなったりしている」と語った。

 トルコとシリアの地震による死者は5万人を超えている。

 ジャリールさんによると、10日間で猫30匹以上を救出、うち8匹がけがをしていた。救出した犬や猫は、アルバブ(Al-Bab)の動物保護施設で治療や世話をしている。「けがをした動物を見掛けなくなるまで救助を続けたい」

「被災した猫は怖がって引っかくので、保護をするのも一苦労だ。同じ場所を数日連続で訪れて、餌や水でおびき出して救出することもある」と語った。(c)AFP