【2月28日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は27日、トルコ南部で今月発生した大地震の被災地アドゥヤマン(Adiyaman)県を訪れ、救助活動が遅れたことを謝罪した。

 2018年の大統領選では、エルドアン氏はアドゥヤマン県で世俗主義の野党候補に勝利。5月に予定されている次回大統領選での再選を目指しているが、甚大な被害を受けた同県では地震への対応をめぐり強い批判を浴びている。

 エルドアン氏は現地に足を運び、「壊滅的な被害と悪天候のため、(地震発生後の)数日間は思うように活動できなかった。この点を謝罪する」と述べた。

 AFPが10日に取材した際、地元住民は「地震発生後2日目の午後2時まで(当局者を)見なかった」「政府職員も警察も兵士もいなかった。恥を知れ。私たちは見捨てられた」などと怒りをぶちまけていた。(c)AFP