【2月25日 AFP】ジョージアの首都トビリシの議会前で、ロシアのウクライナ侵攻開始から1年となる24日、ウクライナに連帯を示し、ジョージアの欧州連合(EU)加盟を支持するデモが行われ、AFP記者の推計で約3万人が参加した。

 主催したのは、複数の野党とジョージアに拠点を置くウクライナ人団体。

 参加者はEUの旗やジョージアとウクライナの国旗を手に両国の国歌を斉唱した後、「ウクライナに栄光あれ!」とシュプレヒコールを上げた。

 主催者は「ジョージアの国民、政党、市民社会、在ジョージアのウクライナ人はきょう、勇敢なウクライナ国民への連帯を示す」と述べた。

 ウクライナの首都キーウのビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長もオンラインで参加。ジョージア国民の支援に感謝し、両国のEU加盟を確信しているとの考えを示した。

 デモに参加した20歳の学生は「ウクライナの勝利はジョージア、そして文明世界全体の勝利でもある。ウクライナ人は今、われわれ全員のために血を流している」と話した。

 54歳の農学者は「ジョージアとウクライナの未来はEUの中にある。ロシアは帝国主義的な野望を捨てるしかなくなるだろう」と語った。(c)AFP/Irakli METREVELI