【2月18日 AFP】ポーランドが対ベラルーシ国境検問所3か所のうちの1か所について閉鎖を決定したのを受け、ベラルーシは17日、ポーランドのトラックの出入国を制限すると発表した。

 ベラルーシ外務省はポーランドの代理大使を呼び出し、検問所の閉鎖は「一方的」で「非人道的」だと抗議した。

 対抗措置として、ポーランドのトラックについて、ベラルーシ国境経由での出入国を除き、リトアニアやラトビアといった第三国を経由しての入国を禁止した。

 さらに、グロドノ(Grodno)のポーランド領事館の人員をポーランド・ビアウィストク(Bialystok)のベラルーシ領事館と同数に削減するとして、外交官の追放も示唆。

 ベラルーシ外務省は「ポーランド国境警備隊の連絡将校が駐在し続けることに意味を見いだせない」と述べ、さらなる報復措置も辞さないとけん制した。

 これを受けポーランドのマリウシュ・カミンスキ(Mariusz Kaminski)内務・行政相は「ベラルーシ当局がわが国の運送会社に規制措置を実施する場合、同様の対抗措置を取る」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ベラルーシはロシアの同盟国。一方のポーランドはウクライナの主要支援国となっている。(c)AFP