【2月17日 AFP】アルペンスキー世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2023)は16日、フランスのメリベル(Meribel)で女子大回転が行われ、米国のミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin)が合計2分7秒13で大会通算7度目の優勝を果たした。

 27歳のシフリンは、1本目でトップタイムを記録した後、2本目は12位に沈んだものの、ライバル勢を抑えて世界選手権歴代2位となる通算13個目のメダル(金7個、銀3個、銅3個)を手にした。これで世界選手権では2013年以降、毎回優勝を果たしていることになる。

 イタリアのフェデリカ・ブリニョネ(Federica Brignone)が0秒12差で2位、ノルウェーのラグンヒル・モヴィンケル(Ragnhild Mowinckel)が0秒22差で3位に入った。

 世界選手権での優勝7回は、アニャ・パーション(Anja Paerson、スウェーデン)、マリエール・ゴアシェル(Marielle Goitschel、フランス)、マルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)、トニ・セイラー(Toni Sailer、オーストリア)に並ぶ記録。歴代1位はクリストル・クランツ(Christl Cranz、ドイツ)の12回となっている。

 前日にはマイク・デイ(Mike Day)コーチとの関係解消が発表されていた中で、7年間にわたりタッグを組んだ恩師との別れを乗り越えての勝利となった。(c)AFP/Luke PHILLIPS