【2月14日 AFP】米小売り・IT大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)傘下のズークス(Zoox)は13日、完全自動運転システムを搭載したロボットタクシーが先週末、カリフォルニア州の公道を試験走行したことを明らかにした。

 ズークスによれば、同社のロボタクシーは電気自動車(EV)で、サンフランシスコ近郊にある複数の本社ビルの間を営業時間帯に運行する。数か月後にフルタイム従業員が本格的に利用できるようになる。

 ズークスのロボタクシーには、ハンドルもペダルも付いていない。アイシャ・エバンス(Aicha Evans)最高経営責任者(CEO)は「ズークスおよび自動運転業界全体にとって画期的な成果だ」と自賛した。

 IT大手グーグル系の自動運転開発企業ウェイモ(Waymo)や、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のクルーズ・オートメーション(Cruise Automation)も、限られた地域でロボタクシーの試験走行を行っているが、いずれの車両にも緊急時に人が操作できる制御装置が搭載されている。(c)AFP