【2月12日 AFP】(更新)フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2023)は11日、米コロラド州コロラドスプリングズ(Colorado Springs)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)首位の三浦佳生(Kao Miura)がFSでもトップの189.63点を記録し、合計281.53点で優勝を飾った。

 一つ前に滑ったキーガン・メッシング(Keegan Messing、カナダ)が自己最高の188.87点を記録する圧巻の演技を披露し、会場のボルテージが上がる中、最終滑走で登場した三浦。今季のグランプリ(GP)シリーズではFSで苦戦が目立ったが、この日は重圧をはねのけて自らも自己ベストをたたき出し、キャリア最大のタイトルを獲得した。

 昨年の四大陸選手権では3位だった17歳の三浦は、直前のメッシングから良い流れを受けて臨めたと振り返り、「こういう演技ができ、自分自身を誇りに思う」と話した。

 メッシングが自己最高の合計275.57点で2位。SP6位の佐藤駿(Shun Sato)が合計259.14点で3位に入った。

 同日にはペアで三浦璃来(Riku Miura)/木原龍一(Ryuichi Kihara)組が優勝し、日本勢の活躍が光った。(c)AFP