【2月11日 AFP】米軍は10日、アラスカ州上空を飛行していた正体不明の物体を戦闘機で撃墜した。米政府が発表した。物体の目的や所属は不明という。

 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は日本時間11日午前4時半ごろに行った発表で、撃墜は大統領命令に基づき過去1時間以内に実施されたと説明。残骸はアラスカ州北部のカナダ国境近くにある凍結した海面に落下したため、回収は可能だとした。

 物体は高度約1万2000メートルを飛行。大きさは「小型車」ほどで、米国に先週飛来し大西洋上空で撃墜された中国の気球よりもかなり小型だったとされる。(c)AFP