【1月29日 AFP】22-23アルペンスキーW杯は28日、チェコのスピンドレルフムリン(Spindleruv Mlyn)で女子回転第8戦が行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)がW杯通算85勝目を挙げ、インゲマル・ステンマルク(Ingemar Stenmark)が持つ最多86勝の記録にあと一つと迫った。

 前週イタリアのクロンプラッツ(Kronplatz)で行われた大回転で連勝し、2011年にW杯デビューを飾ったこの会場へやって来たシフリンは、1本目で最速タイムをマークしてリードを築くと、2本目もうまくまとめて2位のレナ・デュール(Lena Duerr、ドイツ)に0.5秒以上の差をつけて優勝した。

 現在のシフリンは手のつけられない好調ぶりを示しており、29日の第9戦でも優勝候補となる。ここで勝利すれば、ステンマルクが30年以上にわたって保持していた男子を含めた最多記録の86勝に並ぶことになり、さらに通算7回目となる回転の種目別優勝も決まる。

 また、シフリンはこれでシーズン11勝目。総合順位でも大量リードを築いており、今季が残り12戦となった中で2位のペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)に671点差をつけている。(c)AFP