【1月22日 AFP】ニュージーランドの与党・労働党は22日、議員総会を開き、全会一致でクリス・ヒプキンス(Chris Hipkins、44)教育相を新党首に選出した。辞意を表明したジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相の後任として、25日に新首相に就任する。ヒプキンス氏は記者団に対し、現首相はソーシャルメディアなどで「忌まわしい」扱いを受けてきたとし、自身は家庭を守りたいとの決意を示した。

 ヒプキンス氏は、「社会の少数のグループからジャシンダ(首相)が受けてきた扱いは全く忌まわしいものだった」とし、男性にはそうした扱いは「許されない」と非難する責務があると語った。アーダーン氏は自身がどのような扱いを受けたか、明言していない。

 ヒプキンス氏はさらに、首相は公的な存在であることを理解しているとしながら、「私の家族はそうではない」と強調。「ジャシンダと彼女の家族が徹底的に探られ、圧力を受けるのを見てきた。自分の家族が好奇の目にさらされないようにするのが私の責任だ」と述べた。(c)AFP