【1月19日 CNS】昨年12月31日、北京市の地下鉄16号線の南区間が試験運行を開始。北京市内の地下鉄の総距離は800キロ近くに達した。

 南区間は、北は木樨地(Muxidi)から南は楡樹庄(Yushuzhuang)まで10駅あり、全長約14.3キロ。北区間、中区間と貫通し、北京市北部のハイテク集積エリア、中心部の麗沢(Lize)ビジネスエリア、南部の豊台(Fengtai)科学技術パークエリアを結ぶ。南区間の豊台駅は、アジア最大規模の一般鉄道の豊台駅と接続している。

 16号線の貫通により、全線の1日平均乗客数は35万人が見込まれる。平日の朝夕のピーク時は最低6分間隔、平日・休日のオフピーク時は最低8分間隔で運行する。

 16号線南区間の各駅にはスマート清掃ロボットを配備。駅構内を移動し、地面の清掃と空気の消毒を同時に行う。各駅には自動体外式除細動器(AED)も設置し、駅員が応急措置のトレーニングを積んで非常時に対応する。豊台駅や達官営駅(Daguanying)など利用客が多い駅では、自動券売機やエレベーターに手指消毒剤を設置した。(c)CNS/JCM/AFPBB News