【1月12日 AFP】ジル・バイデン(Jill Biden)米大統領夫人は11日、目の周囲と胸部の皮膚がん組織を取り除く外来手術を受け、成功した。ホワイトハウス(White House)のケビン・オコナー(Kevin O'Connor)医師が明らかにした。

 ジル氏は、首都ワシントン郊外の病院でモース顕微鏡手術を受けた。ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領も付き添った。

 オコナー医師は所見で「(術後の)顔の腫れや傷があるが、心身ともに良好。きょう中にホワイトハウスに戻れるだろう」と記している。転移の可能性は低いという。

 この日の手術で右目の周囲にある病変が基底細胞がんだと確認されたため、がん細胞は全て切除された。経過観察を続けるが、さらなる手術は予定していないという。

 左胸にも前がん病変が見つかったため切除された。左まぶたにも「小さな病変」が見つかった。病変は切除され、今後顕微鏡検査が行われる。(c)AFP