【1月7日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の試合中に心停止となったダマー・ハムリン(Damar Hamlin)は6日、人工呼吸器が外され、バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)のチームメートともテレビ電話でコミュニケーションを取った。

 ビルズは同日午前にチームの公式ツイッター(Twitter)で、ハムリンにつながれていた呼吸管が外されたことを公表。容体については「引き続き目覚ましい改善を見せている」とし、「神経機能は損なわれておらず、家族や医療チームとの会話もできている」と説明した。 

 チームを率いるショーン・マクダーモット(Sean McDermott)ヘッドコーチ(HC)によると、ハムリンはこの日、大半は身ぶり手ぶりながらもチームメートとコミュニケーションを取ったという。マクダーモットHCは「少し聞こえにくかったが、彼は『みんな、大好きだ』と言っていた。もちろん、それは選手たちに届いた」と明かした。

 また、短時間のテレビ電話でハムリンの姿を見て、ビルズの選手とチームスタッフが大喜びしていたことも振り返り、「彼が画面に現れたとき、選手たちの反応を見た。彼らはすぐに立ち上がって手をたたき、叫んでいた。ほんの短い時間だったが、とても素晴らしいやり取りだった」と語った。

 24歳のハムリンは、2日のシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)戦の途中で倒れ、フィールド上で心肺蘇生措置が取られた後、シンシナティ大学医療センター(University of Cincinnati Medical Center)に入院し、重体だった。(c)AFP