【12月22日 AFP】カレー料理の一種、チキンティッカマサラの考案者とされる英グラスゴーのシェフ、アフメド・アスラム・アリ(Ahmed Aslam Ali)さんが19日朝に死去した。77歳。おいが21日、AFPに明らかにした。

 アリさんは1970年代、自身のレストラン「シシ・マハル(Shish Mahal)」で、缶詰のトマトスープで作った即席ソースを使ってチキンティッカマサラを考案した。

 2009年のAFPの取材では、チキンティッカがパサついていると客から苦情を受けて、チキンティッカマサラを考案したと語っていた。

 チキンティッカマサラは、英国のレストランで一番人気の料理となっている。発祥には諸説あるが、一般的には欧米人の味覚に合わせたカレーとされている。

 アリさんはパキスタンのパンジャブ(Punjab)州出身。幼い頃に家族とグラスゴーに移り住み、1964年に同市西端に店を構えた。チキンティッカマサラについては、自分を受けて入れてくれたグラスゴーへの恩返しになればと語っていた。(c)AFP