【12月19日 AFP】アフガニスタン東部パルワン(Parwan)州と北部地方を結ぶサラン(Salang)峠で17日、石油タンクローリーが横転して炎上する事故があり、少なくとも19人が死亡、32人が負傷した。当局が18日、明らかにした。

 公共事業省の報道官はAFPに対し、「タンクローリーがサラン峠のトンネル内で横転・炎上し、他の複数の車両も炎に包まれた」と述べた。

 パルワン州保健当局職員は、犠牲者には女性や子どもも含まれ、多くは大やけどを負っていたと説明している。

 サラン峠はヒンズークシ(Hindu Kush)山脈にあり、首都カブールと北部地方をつなぐ。標高は約3650メートルで、世界で最も高い地点にある山岳街道の一つ。旧ソ連の支援で完成し、2.6キロのトンネルがある。

 完成時には道路建設における偉業とされたが、冬場は事故や大雪、雪崩などで数日間通行止めになることも多い。(c)AFP