【12月18日 AFP】フランス中部デオル(Deols)で17日、参加資格を拡大してイメージ刷新を図った「ミス・フランス(Miss France)2023」コンテストが開催され、グアドループ(Guadeloupe)海外県代表の学生インディラ・アンピオ(Indira Ampiot)さん(18)が栄冠に輝いた。

 ミス・フランスにはこれまで、身長170センチ以上で、出産経験のない18~24歳の女性しか応募できなかった。今年からは、身長や出産歴に関係なく、18歳以上のすべての女性に資格が拡大された。目に見える部位にタトゥーを入れていても出場可能となった。

 ミス・フランス協会のアレクシア・ラロシュジュベール(Alexia Laroche-Joubert)大会委員長によると、女性としての市民権を持つトランスジェンダー女性も出場できるようになった。

 ただ、仏フェミニスト団体「Osez le Feminisme(恐れずにフェミニスト)」」は、参加基準の緩和について「カビだらけの壁を白ペンキで塗り隠すようなものだ」と語り、一蹴した。

 今大会のテーマは「映画」で、出場者が『ワンダーウーマン(Wonder Woman)』のコスチュームや、『タイタニック(Titanic)』でヒロインのローズが着用した青いガウンなどを披露する場面も見られた。(c)AFP