【12月18日 AFP】22NFLは17日、第15週の試合が行われ、ミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)は39-36でインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)にオーバータイムの末に勝利。リーグ史上最高の逆転勝利を達成し、NFC北地区優勝を決めた。

 バイキングスはハーフタイムの時点で0-33の大差をつけられていたが、そこから追いつき、延長戦の残り3秒でグレッグ・ジョセフ(Greg Joseph)が40ヤードのフィールドゴール(FG)を決めた。これまでのNFL史上最大の逆転劇は、1993年1月に行われたワイルドカードプレーオフのバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)対ヒューストン・オイラーズ(Houston Oilers、現テネシー・タイタンズ<Tennessee Titans>)戦で、ビルズが32点差をひっくり返した試合だった。

 バイキングスは第4クオーターに22点を決め、QBカーク・カズンズ(Kirk Cousins)がタッチダウンパス3本を投げた。残り2分15秒の攻撃では、ダルビン・クック(Dalvin Cook)へスクリーンパスを通して64ヤードのタッチダウンを決めると、さらにはTJ・ホッケンソン(T.J. Hockenson)へのパスも通して2点コンバージョンを成功させ、36-36の同点に追いついた。

 延長戦の最初の攻撃では両チームともにパントを選択し、バイキングスが2回目の攻撃でFGを決めて勝利を収めた。

 ビルズもAFC東地区のライバルであるマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)に32-29で勝利し、プレーオフ進出を決めた。タイラー・バス(Tyler Bass)がラストプレーで25ヤードのFGを決めた。

 ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)は3-13でクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)に敗れ、AFC北地区の首位の座から陥落した。(c)AFP