【12月16日 AFP】(更新)中央アフリカにあるロシア文化センターで16日、小包に入った爆弾が爆発し、センターの所長が負傷した。ロシア大使館が同国国営タス通信(TASS)に明らかにした。

 大使館の広報担当者は、同日朝に「センターの所長の命を狙った事件」があり、所長は入院していると述べた。

 事件を受けて、ロシア民間軍事会社「ワグネル(Wagner)」の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏はフランスを非難し、同国を「テロ支援国」に指定するようロシア政府に求めた。

 プリゴジン氏は自身の会社を通じて声明を出し、「すでにロシア外務省に対し、フランスをテロ支援国に指定する手続きを開始するよう要請した」と明らかにした。

 近年、中央アフリカで軍事協力などを通じてロシアが関与を強めていることを受けて、中央アフリカと旧宗主国のフランスとの間で緊張が高まっていた。(c)AFP