【12月16日 AFP】マレーシアの首都クアラルンプール近郊のスランゴール(Selangor)州にあるキャンプ場で16日、土砂崩れがあり、子ども4人を含む19人が死亡したほか、14人が依然行方不明となっている。当局が明らかにした。

 スランゴール州の当局者は報道陣に対し、犠牲者のうち2人は「母子とみられ、母親が子どもを抱いた状態で土砂に埋まっていた」と述べた。

 キャンプ場に泊まっていたものの難を逃れた人はAFPに対し、家族と共に寝ていたところ、突然大きな音が聞こえたと語った。「隣にあったテントは完全になくなっていた」と証言した。

 事故現場には重機が投入され、救助活動が続けられている。

 州政府高官は、キャンプ場は農場内にあり、無許可で営業していたことから、裁判で有罪になれば運営者は罰せられるとの見解を示した。(c)AFP/Patrick LEE