【12月24日 AFP】デンマーク・ビルン(Billund)にある玩具メーカー「レゴ(Lego)」。超近代的な本社ビルを訪れることはできても、デザインオフィスに足を踏み入れることはできない。同社の企業秘密は厳重に管理されているのだ。

 レゴは家族経営の企業だが世界で2万人以上を雇用しており、その4分の1以上はビルン本社に勤務している。ビルンには同社の最も古い工場もある。

 工場のホールでは、ロボットが振り付けダンスをするように一斉に動き回っている。ここでは1日に数えきれないほどのブロックが製造されている。カラフルなプラスチックの材料が、ブロックやフィギュア、ドラゴンの翼やタイヤなど、おなじみのピースに形を変えていく。

 ピースは種類ごとに大きな容器に入れられ、隣の倉庫で保管される。その後、他の工場に送られ、それぞれのセットに加えられる。

 ドイツの市場調査会社「スタティスタ(Statista)」によると、レゴは現在、日本のバンダイナムコ(Bandai Namco)や米ハズブロ(Hasbro)、マテル(Mattel)などをしのぐ世界最大の玩具メーカーだ。(c)AFP/Camille BAS-WOHLERT