【12月14日 AFP】米国防総省が、ウクライナへの迎撃ミサイルシステム「パトリオット(Patriot)」の供与を検討しており、最終調整に入ったことが分かった。米メディアが13日報じた。

 米高官がニューヨーク・タイムズ(New York Times)とCNNに語ったところによると、ジョー・バイデン(Joe Biden)政権は今週中にも供与を発表する見通し。ロシアは、ウクライナの主要インフラに対するミサイル攻撃を強めている。

 ウクライナ防衛において、防空は重要な役割を担ってきたが、ロシアは地上戦での犠牲拡大に伴い、エネルギーインフラへの攻撃を強化した。これを受け、ウクライナ政府は米国をはじめとする諸外国に対し、パトリオット・システムの供与を繰り返し訴えていた。

 米軍は、パトリオットを「最先端の防空システム」としている。(c)AFP