【12月13日 AFP】ベラルーシ国防省は13日、予告なしで軍事演習を開始したと発表した。

 同省は、アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領の命令に基づき、「戦闘即応能力の抜き打ちチェックが始まった」としている。

 演習では、各部隊ができる限り早く「指定場所」にたどり着くことが求められ、「安全と防御手段を確保しつつ、ネマン(Neman)川とベレジナ(Berezina)川に橋を架ける」ことが課題という。
 
 国防省は、軍装備や人員の輸送を計画しており、「特定の公道や地域」で「民間人の動きが制限される」と発表した。

 ロシアによるウクライナ侵攻開始時、ロシア軍の一部はベラルーシ国内から進軍した。

 ウクライナは北部のロシア・ベラルーシ国境の防衛態勢を強化しているが、ルカシェンコ大統領は自国軍をウクライナに派兵するつもりはないと繰り返し公言している。(c)AFP