【12月11日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)準々決勝でモロッコがポルトガルを撃破し、準決勝進出を果たした。アフリカ勢としてだけでなく、アラブ勢としても史上初の快挙で、シリアやパレスチナにも歓喜の輪が広がった。

 シリア反体制派が拠点とする北部アレッポ(Aleppo)県のアフリン(Afrin)にある避難民キャンプでは、モロッコの勝利が決まった瞬間、人々がパレスチナの旗を振って歓声を上げた。

 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のヘブロン(Hebron)やガザ地区(Gaza)のガザ市でも、大勢が固唾をのんで試合を見守った。終了を告げるホイッスルが鳴ると、通りに繰り出して勝利を祝った。(c)AFP