【12月11日 AFP】22-23フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルは10日、イタリア・トリノ(Turin)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、三原舞依(Mai Mihara)が優勝を果たした。

 ショートプログラム(SP)2位の三原はフリーで133.59点を記録し、合計208.17点をマーク。男子シングルも宇野昌磨(Shoma Uno)が優勝しており、日本勢の男女同時優勝となった。

 2位にはイザボー・レビト(Isabeau Levito、米国)、3位にはルナ・ヘンドリックス(Loena Hendrickx、ベルギー)が続いた。日本勢は渡辺倫果(Rinka Watanabe)が4位に入ったが、世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2022)女王でSP首位の坂本花織(Kaori Sakamoto)はフリーで116.70点にとどまり、失意の5位に終わった。

 三原は「自分でも驚いている。正直全然メダルが取れるというふうには思っていなかったが、先生は1-1(グランプリ2連勝)は舞依だけと言ってくださった」と話し、「今までなかなか表彰台に乗れなかったことや苦しかったことの方が頭の中にたくさんあった。ただただ練習してきたことを全部出し切るのを大切に、SPもフリーもスケートができる喜びを表現したい、感謝の思いを込めたいということだけ考えて滑った」と続けた。

 アイスダンスでは、カナダのパイパー・ギレス(Piper Gilles)/ポール・ポワリエ(Paul Poirier)組が合計215.64点で優勝。米国のマディソン・チョーク(Madison Chock)/エヴァン・ベイツ(Evan Bates)組が2位、イタリアのシャルレーヌ・ギニャール(Charlene Guignard)/マルコ・ファッブリ(Marco Fabbri)組が3位だった。(c)AFP