【12月9日 AFP】フランス・リヨン(Lyon)で5日に行われた「第13回パテ・クルート世界選手権」で、神戸北野ホテルの料理人、塩見隆太郎(Ryutaro Shiomi)氏がチャンピオンに輝いた。

「パテ・クルート(パテ・アンクルート)」は、肉や魚などの具材をペースト状に練り上げた「パテ」をパイで包んだフランス料理。

 この大会では昨年も日本人シェフがチャンピオンに輝いている。審査員の一人で、東京に拠点を置くミシュランシェフ、クリストフ・ポコ(Christophe Paucod)氏は日本人の活躍について、「(日本人は)仕事の質の高さに誇りを持っており、フランス料理を愛している。パテ・クルートの魅力に取りつかれたのだと思う」と話した上で、「目立とうとするのではなく完璧さを求める、ただそれだけだ。料理の品質、焼き加減、厚み、味付けに加え、ゼリー、バランスも良かった」と語った。

 映像は5日撮影。(c)AFP