■高齢化社会の支え

 雀荘のオーナーである郭氏には経営上、賭けマージャンの許可を求める強い動機がある。だが同時に、それは人のためにもなると思っている。マージャンの位置付けをはっきりさせることで、高齢者がもっと社交的で幸せな生活を送るのに役立つと信じているのだ。

 現在、台湾の人口2350万人のうち、17%近くが65歳以上だ。

「台湾は高齢化社会が進んでいますが、とりわけ地方へ行くほど、家でテレビを見ているだけの高齢者が増えています」と郭氏は言う。

「同年代同士で集まって、おしゃべりしながらマージャンを楽しめれば、生活の質も向上し幸せになるでしょう。マージャンは高齢者のためになるんです」 (c)AFP/Sean Chang with Amber Wang in Taipei