【11月25日 AFP】サウジアラビアは来月上旬に初の中国・アラブ首脳会議を開催する。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)にある中国総領事館が明らかにした。

 同領事館は22日に公式ウェブサイトに公開した声明で、この首脳会談の開催について「中国とアラブ関係の歴史における節目」と評した。

 サウジアラビア外相によると、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が同月サウジを訪問する予定だが、同領事館は首脳会議の日程と重なるかどうかは明言していない。また、会議の具体的な日程や参加者についても明らかになっていない。

 この首脳会議は、サウジアラビアと長年の同盟国である米国との関係が緊張する中、サウジを含む湾岸諸国がアジア市場とのつながりを強化する中で開催されることになる。

 サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子は今月、インドネシア、韓国、タイなど、アジアを歴訪した。日本、中国、韓国、インドをはじめとするアジア諸国は過去10年間にわたり、サウジ産原油の最大の輸出先となっている。(c)AFP