【11月21日 AFP】北朝鮮の国営テレビは、18日に発射した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17(Hwasong 17)」の発射実験だとする映像を報じた。また、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong un)朝鮮労働党総書記がミサイル発射実験を娘とみられる少女と共に視察する写真も公開された。

 金氏は米国と同盟諸国による合同訓練を「侵略戦争演習」と非難。米国が脅威を与え続けるなら、北朝鮮は「核には核で、正面対決には正面対決で応える」とけん制した。

 また、朝鮮中央通信(KCNA)は、金氏が「愛する娘と妻」と共に18日のミサイル発射に立ち会ったとし、巨大なミサイルの前を少女と一緒に笑顔で歩く金氏の写真を公開している。

 国営メディアが金氏の子どもに言及するのは極めて異例で、娘の存在が公式に明らかにされたのは今回が初めてとみられると専門家は指摘している。

 KCNAは「発射実験によって新型の主要戦略兵器システムの信頼性が明確に証明された」としている。

 映像は国営朝鮮中央テレビ(KCTV)が放送した内容の一部。(c)AFP