【11月21日 Xinhua News】中国の大陸から台湾に贈られたジャイアントパンダ「団団(トゥアントゥアン)」が19日、病気のため死んだ。台北動物園が明らかにした。

 台北動物園によると、団団は19日午前1時5分、同56分、3時54分にてんかん発作を起こし、医療チームがてんかん薬を投与したが症状は断続した。より効果の強いてんかん薬と鎮静剤を数回投与したところ、7時3分に症状は治まったが、医師団は団団を苦しみから解放するため安楽死させることを決定。麻酔を投与し、午後1時48分に死亡を確認した。

 団団は8月下旬に突然てんかんを発症し、口から泡を吹いた。9月18日に台湾大学付属動物病院で検査を実施したところ、脳に水腫と細胞の壊死が認められた。病状の悪化が続いたため、大陸から専門家を派遣したこともあった。(c)Xinhua News/AFPBB News