【11月15日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は14日、ウクライナにとって今後数か月が試練になると述べ、ロシアの軍事力を過小評価するべきではないと警告した。

 ストルテンベルグ氏はオランダ・ハーグ(The Hague)で同国の外相および国防相と会談した後に会見を行い、ウクライナ軍が南部の要衝ヘルソン(Kherson)市をロシア軍から奪還したことについて、「信じられないほどの勇気」を示したと称賛する一方、ウクライナへの支援継続を各国に呼び掛けた。

 さらに「今後数か月が(ウクライナにとって)試練になる。(ロシアのウラジーミル・)プーチン(Vladimir Putin)大統領の狙いは、ウクライナに寒くて暗い冬を迎えさせることだ」と指摘。

「ロシアを過小評価する過ちを犯してはならない」と述べ、ロシア軍は「大きな軍事力と兵力を保持している」と警鐘を鳴らした。(c)AFP