【11月14日 AFP】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2022)は13日、英グラスゴーで決勝ラウンド決勝が行われ、スイスがオーストラリアを2勝0敗で下し、初優勝を果たした。

 スイスはジル・タイシュマン(Jil Teichmann)が今大会シングルス無敗だったストーム・サンダース(Storm Sanders)を6-3、4-6、6-3で下すと、ベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)が6-2、6-1でアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic)に圧勝し、第3試合のダブルスを待たずに勝利を決めた。

 スイスは今回が3度目の決勝で、フェドカップ(Fed Cup)からビリー・ジーン・キング・カップに改称後初めて開催された昨年はロシアテニス連盟(RTF)に敗れていた。

 世界ランキング12位につけるベンチッチは「昨年のことが大きなモチベーションにつながっていた」と明かし、「とても悲しくて、あれほど泣いたことはなかったと思う。試合後にジルが来年は優勝しようと言ってきたが、それを実現できた。最高に誇りに思う」と喜んだ。

 一方のオーストラリアは1974年に最後に優勝した後、これで決勝では10連敗で、またしても悔しい結果となった。(c)AFP