【11月7日 AFP】アフリカ東部タンザニアで6日午前8時53分ごろ、国内北部のビクトリア湖(Lake Victoria)畔の都市ブコバ(Bukoba)の空港に着陸寸前の旅客機が湖に墜落した。カシム・マジャリワ(Kassim Majaliwa)首相は、乗客乗員43人のうち少なくとも19人が死亡したと明らかにした。

 墜落したのは民間航空会社プレシジョン・エア(Precision Air)の旅客機。同社によると、幼児1人を含む乗客39人と乗員4人が搭乗していた。

 地方当局は、26人の生存が確認され、ブコバ市内の病院に搬送されたとしている。一方、プレシジョン・エア側は生存者は24人だと発表。関係者の一人は匿名でAFPの取材に応じ、救助活動中に負傷した2人は同機の乗客ではないと述べた。

 地元メディアの映像には、機体の大部分が水没し、救助隊員や地元漁師が乗客らを安全な場所に運ぶ様子がとらえられている。クレーン車とロープで機体を引き揚げる試みも行われた。

 プレシジョン・エアによると、墜落したのはATR42-500型機で、仏伊両国企業の合弁会社ATR社製。ATRは南仏トゥールーズ(Toulouse)に拠点を置いている。(c)AFP