【11月4日 AFP】パキスタンのイムラン・カーン(Imran Khan)前首相が3日、政治集会中に足を銃で撃たれ負傷した。容体は安定しているとされる。アリフ・アルビ(Arif Alvi)大統領は「凶悪な暗殺未遂」と非難した。

 4月に不信任決議で首相の座を追われたカーン氏は先月28日から、総選挙の早期実施を求め、東部ラホール(Lahore)から首都イスラマバードに向けデモ行進を行っている。

 側近はAFPに対し、カーン氏が東部グジュランワラ(Gujranwala)付近で群衆から発砲され負傷したと説明。「これは暗殺未遂だ」とし、容疑者1人が射殺され、もう1人が警察に拘束されたと明らかにした。アルビ大統領もツイッター(Twitter)に「凶悪な暗殺未遂」だと投稿した。

 パキスタンは過去数十年間にわたりイスラム過激派による暴力事件が相次ぎ、政治家が頻繁に暗殺の標的となっている。(c)AFP