【10月26日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領(79)は25日、ホワイトハウス(White House)で報道陣を前に新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良ワクチンの接種を受けた。大統領は冬の流行期を控え、国民に接種を呼び掛けた。

 バイデン氏の新型コロナワクチンの接種は5回目。5月に4回目接種を受けた後、7月に新型ウイルスに感染したが、軽症にとどまった。

 バイデン氏は、感謝祭(Thanksgiving)から年末にかけてのホリデーシーズンを前に改良ワクチンの接種促進に向けた取り組みを発表。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により今なお毎日数百人が亡くなっている。この数は今冬増加する可能性があるが、今年はほぼすべての死を防ぐことが可能だ」とし、「すべての米国民ができる限り早く接種を受けるよう求める」と述べた。

 その上で、政府と大手薬局チェーンで連携し、各所でワクチンを無料で接種できるようにすると説明した。

 ホワイトハウスによると、これまでに改良ワクチンを接種した米国人は約2000万人、高齢者でも5人に1人にとどまる。(c)AFP