【11月20日 AFP】11月20日から12月18日の日程で開催されるサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)。前回大会で2度目の優勝を果たしたフランスはディフェンディングチャンピオンとして出場する。

 22回目となる今大会には120万人が観戦に訪れると見込まれている。カタールの夏場の気温は極めて高いため、通常とは異なる冬季の開催となる。

 会場となる8スタジアムのうち、既存のものは首都ドーハのハリーファ国際スタジアム(Khalifa International Stadium)のみ。改修で収容人数が4万人に増やされた。

 他の7スタジアムは新たに建設されたもの。複数のNGOからは作業員の労働環境に関して懸念の声が上がっていた。

 決勝はW杯のために開発されたエリアにあるルサイル・スタジアム(Lusail Stadium)で行われる。

 スタジアム974(Stadium 974)はリサイクル資材で建造され、大会後に解体される予定。

 アルサマーマ・スタジアム(Al-Thumama Stadium)のデザインは、地元の男性がかぶる「タキーヤ」という伝統的な帽子がモチーフだ。

 アルジャノブ・スタジアム(Al Janoub Stadium)は、地域の伝統的な船であるダウ船をほうふつとさせる形をしている。

 遊牧民ベドウィン(Bedouin)のテントのような形のアルベイト・スタジアム(Al Bayt Stadium)では、開幕戦のカタール対エクアドルが行われる。

 エデュケーション・シティ・スタジアム(Education City Stadium)はダイヤモンドのような形。

 砂漠のそばにあるアフメド・ビン・アリ・スタジアム(Ahmad Bin Ali Stadium)は、地下鉄でドーハと結ばれている。

 世界最大のスポーツイベントの一つであるW杯が中東で開催されるのはカタールが初となる。(c)AFP