【9月25日 AFP】エジプトのアシュラフ・ソブヒ(Ashraf Sobhi)青年・スポーツ相は24日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長をカイロに招いてこの日開かれたレセプションで、同国が2036年五輪開催地への立候補を考えていると話した。

 ソブヒ氏は「アブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sissi)大統領が、2036年の五輪招致に向けて話を進める許可を出した」と話した。

 招致が成功した場合、エジプトはアフリカ、もしくはアラブで初の五輪開催国になる。バッハ会長は、ソブヒ氏とともに開いた共同記者会見で、「エジプトには確実なスポーツインフラがあり、五輪を開催できるとなれば、歴史的なことだろう」と話した。

 エジプトの政府関係者は今月、2030年のサッカーW杯(2030 World Cup)共催に向けてギリシャ、サウジアラビアと協議していると発表した。エジプトは2019年にサッカーのアフリカネーションズカップ(2019 The Africa Cup of Nations)を開催し、昨年には新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が起こる中でハンドボールの世界選手権を主催している。(c)AFP