【9月21日 Xinhua News】エチオピアの首都アディスアベバでこのほど、太陽エネルギー産業の国際会議が開かれ、出席者が中国とアフリカの産業協力を称賛した。

 太陽光発電の普及・拡大に向けた多国間枠組み「太陽に関する国際的な同盟(ISA)」のマトゥール事務局長は新華社の取材に対し、中国はアフリカの太陽エネルギー開発の主要な供給者であり、太陽光発電産業における中国とアフリカの協力には巨大な潜在力があると表明。アフリカ諸国で使用されるソーラーパネルや電池の多くが中国製だと語った。

 マトゥール氏は、世界では太陽エネルギーによるマイクログリッドの開発経験が不足していると強調。中国企業を含む多国籍企業に対し、アフリカのオフグリッド型太陽光発電所プロジェクトに参加し、アフリカ大陸の農村や辺地の人々が電気の明かりを得られるよう協力してほしいと呼びかけた。

 エチオピア水・エネルギー省のウォリ副大臣は、中国企業が同国の太陽光発電産業を効果的に支援したと表明。世界銀行の資金協力の下で、中国企業の中国電力設備技術がエチオピア各地で実施した25の太陽光発電プロジェクトは、多くの住民に電気照明をもたらしたと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News