【9月15日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)のひつぎが14日、首都ロンドンにある国会議事堂のウェストミンスターホール(Westminster Hall)に到着し、公開安置が始まった。国葬が行われる19日朝まで、一般市民の弔問を受け付ける。

 一般弔問は14日午後5時(日本時間15日午前1時)ごろに始まり、一般の参列者がひつぎのそばを通り過ぎた。弔問の列は8キロにおよぶ可能性があり、長い待ち時間が予想されている。中には2日前から並び始め、毛布や折り畳み椅子、テント、雨がっぱなどを用意して夜を明かした人々もいた。午前8時20分ごろにはすでに数百人の列ができていた。

 英首相報道官によると、一般弔問客の数は2002年に死去した女王の母エリザベス皇太后(Queen Mother)の公開安置に訪れた20万人をはるかに上回ると予想されており、厳格な規制と空港並みの保安対策が導入された。スコットランド・エディンバラで先に行われた公開安置では、約3万3000人が弔問に訪れていた。

 映像はBBCが14日撮影・提供。(c)AFP