【9月2日 CGTN Japanese】この夏、高温と干ばつで深刻な電力不足に陥った中国西南部の四川省(Sichuan)と重慶市(Chongqing)で電力不足が緩和し、家庭、工業、商業部門のいずれでも電力供給が通常に戻っています。

 国有送配電会社である国家電網の発表によりますと、暑さが和らぎ、8月30日時点で、重慶市では家庭部門の電力使用負荷がピーク時の1406万キロワットから503万キロワットに、四川省全域では最大電力需要負荷が6500万キロワットから4800万キロワットにそれぞれ低下し、電力不足が緩和したということです。

 また雨も降り、干ばつがある程度緩和され、四川省の主力ダムである猴子岩ダムの水位は最低水位を11メートル上回って、1813メートルまで回復しました。

 さらに、国家電網が13の省・直轄市から四川省と重慶市に緊急出動させた非常用発電車50台も支援任務をほぼ完了し、帰途に就くということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News