【8月31日 AFP】アフガニスタンから米軍主導の外国部隊が撤退してから31日で1年を迎えた。イスラム主義組織タリバン(Taliban)は同日を祝日とし、首都カブールでは花火の打ち上げやライトアップが行われた。

 タリバンは実権掌握後、シャリア(イスラム法)を再び厳格に適用。多くの州で中等教育から女子を排除し、政府の仕事に就くことを禁止している。

 ただ、こうした厳格な規制が導入され、人道危機も深刻化しているにもかかわらず、外国部隊がいなくなったことを歓迎する人も多い。

 カブール在住のザルマイさんは、「神がわが国から異教徒を追い出し、イスラム首長国を建国してくれてうれしい」と話した。

 カブールでは、米国、旧ソ連、英国3か国に対する勝利を祝う横断幕が見られた。イスラム教への信仰告白の文言が記されたタリバンの白い旗も多数、街灯や政府庁舎に掲げられた。(c)AFP/Jay DESHMUKH