【8月17日 Xinhua News】中国貴州省(Guizhou)黔東南(Qiandongnan)ミャオ族トン族自治州台江県(Taijiang)台盤郷台盤村でこのほど、バスケットボールの試合が盛り上がり、インターネット上でも注目を集めた。会場は農村で、主催者、出場者もほとんどが地元住民。ネットユーザーは米プロバスケットボールNBAにちなみ、親しみを込めて「村BA」と呼んでいる。

 試合は旧暦6月6日(今年は新暦の7月4日)の伝統行事「喫新節」に行われる恒例イベントとして親しまれており、機運の高まりを受け、貴州省の「美しい農村」バスケットボールリーグの黔東南ミャオ族トン族自治州準決勝も7月30日から8月2日にかけて同地で開かれた。

 会場の解説者は標準語、貴州方言、ミャオ語の3言語で話し、ハーフタイムには少数民族の歌や踊りが披露された。試合の勝者に贈られる賞品は地元特産の農産物だった。これらの要素が重なり「村BA」は一貫して地域色の濃いイベントとなっている。

 統計によると、バスケットボールリーグは4日間で27試合を行い、来場者累計10万人以上、ネット視聴者累計1億人超が観戦した。(c)Xinhua News/AFPBB News