【8月10日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2022)は9日、女子シングルス1回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)はカイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)に6-7(4-7)、0-3とリードされたところで腰背部の痛みを理由に途中棄権した。

 全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)が迫る中、けがの懸念が生じた大坂は、4月上旬に行われたマイアミ・オープン(Miami Open 2022)の決勝で世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に敗れてから6試合しかこなしておらず、その戦績は2勝4敗となっている。

 一方、前週のシティ・オープン(Citi Open 2022)で準優勝に終わったカネピは、四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂から3度のブレークを奪い、2回戦進出を決めた。37歳のカネピは、大坂との唯一の対戦となった5年前の全米オープンでもフルセットの末に勝利している。

 他の試合では、昨年の全米オープン女王で大会第9シードのエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)がカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)に6-7(0-7)、2-6で敗れ、初戦敗退となった。(c)AFP