【8月9日 CGTN Japanese】中国南西部の雲南省(Yunnan)普洱(Puer、プーアル)市では、野生のアジアゾウの群れの到来に備えて対応策を講じています。

 プーアル市は中国のアジアゾウの主要な生息地の一つです。ゾウの群れは毎年8月、トウモロコシなど農作物の成熟に伴い、100キロ離れたシーサンパンナ・タイ族自治州の景洪市(Jinghong)から普洱市へ北上して、翌年2~3月になってようやく戻ります。

 普洱市林草局野生動植物保護・湿地管理科の周智韜科長は、「今年のモニタリングを見ると、現在、普洱市にはアジアゾウは9つの群れ、127頭いる。主に普洱市の思茅区、瀾滄県、江城県内に分布している」と述べました。

 そのため、普洱市はゾウの群れが通過するエリアの村にソーラー街灯を設置し、夜間に村人がゾウと突然出会う確率を減らすほか、スローガンを掲示して、住民にゾウを避けるよう呼びかけています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News