【8月1日 Xinhua News】中国海南省(Hainan)海口市(Haikou)で閉幕した第2回中国国際消費品博覧会の日本ブースでは、沖縄の伝統楽器「三線」を弾きながら沖縄民謡を歌う西原圭佑さん(34)の姿があり、多くの人々が集まって演奏を楽しんでいた。

 沖縄県出身の西原さんは中国に住んで10年以上になり、非常に流ちょうな中国語を話す。2006年に上海に留学し、同市の復旦大学と同済大学で観光と中国語関連の専攻を学んだ。

 西原さんは、琉球文化を中国に広めることに力を注いでいる。08年に参加した沖縄県人会では、音楽学校を運営する同郷の先輩の誘いを受け、上海で三線クラスを開いた。

 より多くの人が琉球文化に触れるよう、西原さんはしばしば、領事館や大使館などが主催するイベントに参加している。今回の消費品博覧会では、日本貿易振興機構(ジェトロ)の招待を受けて日本ブースで三線を演奏。流ちょうな中国語と親しみやすいやり取りで多くの来場者を魅了した。

 西原さんは4月、動画投稿アプリ「抖音(ドウイン、Douyin)」やSNS型ECアプリ「小紅書」などのプラットフォームに三線の演奏動画を投稿し始めた。イベントではライブ配信も行い、多い時には4500人がオンライン視聴した。西原さんの抖音アカウントは現在、1万人以上がフォローしている。(c)Xinhua News/AFPBB News