殺し屋雇って妊娠中の愛人殺害、男に終身刑 南ア
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【8月1日 AFP】南アフリカの裁判所は7月29日、殺し屋を雇って妊娠中の愛人を殺害したとして、ヌトゥトゥコ・ショバ被告(33)に求刑通り最高刑の終身刑を言い渡した。
被害者(28)の遺体は2020年6月、最大都市ヨハネスブルクから20キロほど離れた場所で木につるされた状態で見つかり、胸を1発撃たれていた。被害者は妊娠8か月で、数日前から行方不明になっていた。
被告はヨハネスブルク証券取引所(Johannesburg Stock Exchange)の元社員。浮気と愛人の妊娠が、遺産を相続したばかりの妻に発覚することを恐れて、殺し屋を雇った。
検察官は被害者について、被告を信頼しており「妊娠中で弱い立場に置かれていた」と述べた。事件については「計画殺人」であり、「長い時間をかけて周到に準備されていた」と説明した。
被告は最後まで否認を貫いた。検察官によると、法廷でも反省の色を見せなかったという。
一方、殺し屋は罪を認め、禁錮20年の刑に服している。
被害者のおばは7月28日、法廷で被告を指して「因果応報。おまえに安息はない」と述べた。
昨年末に公表された公式データによると、南アでは毎日100件以上のレイプが報告されており、3時間に1人のペースで女性が殺害されている。(c)AFP