【7月23日 AFP】米国のキャロライン・ケネディ(Caroline Kennedy)駐オーストラリア大使が22日、シドニーに到着した。

 ケネディ氏は故ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元大統領の長女で、駐日大使も務めた。中国が太平洋地域で影響力を拡大する中での着任となったケネディ氏は「大きな課題がある。始めるのが待ちきれない」と述べた。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)政権の外交官任命の多くは、上院で共和党の抵抗に遭って遅れており、駐豪大使は500日以上不在となっていた。

 ケネディ氏は「大使の承認にこれほど時間がかかるのは残念だと誰もが感じていると思う」と述べた。

 ケネディ氏は、太平洋の島しょ国3か国に米大使館を開設する計画を歓迎し、「大使不在でも多くの仕事が進められてきたが、大使がいることで違いを生むことができればと思っている」と述べた。(c)AFP