【6月6日 AFP】中国のスヌーカー選手、梁文博(Liang Wenbo)が家庭内関連の暴力で有罪判決を受けたため、世界プロフェッショナルビリヤード・スヌーカー連盟(WPBSA)は同選手がワールドスヌーカー(World Snooker)の主催大会に出場することを8月1日まで禁じる処分を発表した。

 現在35歳で、英国選手権(UK Championship)で準優勝した実績もある梁は、昨年7月に英シェフィールド(Sheffield)で女性に殴る蹴るの暴行を加え、「継続的かつ意図的」に攻撃している様子が監視カメラに捉えられ、罪を認めて罰金1380ポンド(約22万5000円)と社会奉仕活動12か月の判決を受けていた。

 WPBSAは事件のことを把握していなかったが、4月上旬に新聞記事でこの件を知ると、すぐさま出場停止処分を科し、梁は世界選手権(World Snooker Championship)には出場できなかった。

 協会はその後に懲罰委員会による聞き取りを行い、4日に公式ウェブサイトへ声明を載せて今回の処分について発表した。梁には異議申し立てを行う権利がある。(c)AFP