【6月1日 AFP】ミャンマーの最大都市ヤンゴン中心部の繁華街で5月31日、爆弾が爆発し、1人が死亡、9人が負傷した。警察や軍事政権が明らかにした。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた警察関係者によると、爆発は午後3時20分(日本時間同5時20分)ごろ、バス停の近くで発生。現場付近では不発弾も見つかった。

 犯行声明を出している組織は今のところない。軍事政権は、「手製の地雷」による爆発だったと説明。軍事政権の抑圧に対抗して市民が創設した武装組織「国民防衛隊(PDF)」の犯行だとの見方を示した。

 ミャンマーでは、アウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏が率いる文民政権が軍事クーデターにより崩壊して以来、軍事政権に反対する勢力と軍との衝突が相次いでいる。(c)AFP