【6月2日 AFP】英国の君主として在位70年を迎えたエリザベス女王(Queen Elizabeth II、96)。在位期間中に女王が達成した数々の画期的な記録をまとめた。

■在位期間

 エリザベス女王の在位期間は70年と約4か月。英国史上、どの君主よりも長い。

 これ以前に最長の在位記録を保持していたのは、女王の高祖母のビクトリア(Victoria)女王で、1901年に死去するまでの在位は63年7か月と2日に及んだ。

 また今年96歳のエリザベス女王は、存命する君主および国家元首として世界最高齢だ。

 エリザベス女王よりも統治期間が長かった世界の国王はわずか2人。1643~1715年に約72年間在位したフランス国王ルイ14世(Louis XIV)と、2016年10月に死去するまで70年4か月在位したタイのプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王だ。

■100か国以上を訪問

 エリザベス女王は1952年の戴冠以降、英国の君主として最多記録となる100か国以上を訪問している。英連邦(Commonwealth)諸国は計150回以上訪れており、うちカナダには最多の22回訪問している。欧州で最多の訪問国はフランスで13回。女王はフランス語を話す。